本デザインパターンは、 Markdownでメルマガを作成してGitでレビューを行い、メール配信サービス SESでメルマガの配信、CloudWatchで配信効果の視覚化まで一気通貫で効率化しようという一例です。ポイントはレビューのやり方の見直しと配信効果の把握です。
メルマガの作成手順としては、① CodeCommitで作業ブランチを切りMarkdownでメルマガを作成してpushして、プルリクエストを作ってレビューを依頼します。 指摘点はプルリクエスト上で行い、何度かの修正を経て承認されたらmasterブランチにマージすると② Lambdaがそのイベントをキャッチし、メルマガ用のHTMLファイルを③ S3に保存します。 すると、④ Lambdaが起動されて保存されたHTMLファイルを⑤Eメール送信サービス SESに渡すことでメルマガが自動配信されます。 そして送信後に得られるトラッキングデータを⑥ CloudWatchに渡してメルマガ効果を分析するという作成フローになります。
この作成フローにより下記のようなメリットが考えられます。
- 慣れの問題もありますが、MarkdownによりHTML言語に比べて記述内容が単純化できます。
- ① CodeCommitでメルマガの変更履歴が管理できます。
- レビュワーの指摘点は① CodeCommitのプルリクエストで集約できるので、確認作業が効率化できます。
- 承認が得られたメルマガ文書を① CodeCommitのmasterブランチにマージするだけで、②から⑤が自動で処理され配信されます。
- 配信後のメルマガの開封数やクリック数、バウンス数、苦情数、拒否数などのトラッキングデータが手に入ります。
- 開封数やクリック数などのトラッキングデータを⑥ CloudWatchに渡せば、メルマガ効果を視覚化できます。