本デザインパターンは、① Lightsailという価格競争力(月額 3.5 USDから)のあるVPSでWebサーバを運用する一例です。「④ 無償のSSL証明書を作成してSSL接続ができて、Webサーバの死活監視ができて、メンテナンス時にはSorryページが表示できて、 DDoS攻撃などの対策も行いたい。しかも安価でレスポンスが良く安定した運用を」といったご要望にお応えできる絵になります。

④ ACMで無料で作成したSSL証明書を②CroudFrontに設定してSSL接続を可能にし、⑤ WAFで作成したマネージドルールを②に適用して不正アクセス対策を施し、 ②でWebサーバの死活監視を設定し、さらに動的コンテンツのリクエストは① Lightsailに、画像リクエストは③S3に振り分けるようにし、 それぞれキャッシュ時間を設定することでWebサーバのアクセス負荷を軽減した拡張しやすいVPS環境が構築できます。
また、② CloudFrontを使用することで、利用者に一番近い場所にある② CloudFrontが採用され、しかも②から① Lightsailや③ S3間はAWSネットワークになるため(そのため、赤色矢印の部分はhttp接続でも大丈夫)、高速で安定、かつセキュアなネットワーク環境で運用できます。

機能拡張例としましては、図にCloudWatchとAmazon SNSを追加して、⑤ WAFのメトリクスをCloudWatchでモニタリングしてAmazon SNS トピックを作成してEメールやPush通知で不正アクセスを即通知することで、 DDoS攻撃をいち早くキャッチして該当IPアドレスからのアクセスを止めることができます。